概要

研究センターは、日本が先導してきたオートファジー研究を含む細胞内分解研究をさらに拡大・発展させ、新たなステージへと押し上げることを目的としています。多階層にわたる独自の特徴を有し、それらが相互に関連する細胞内分解研究を推進するためには、グループを構成して戦略的に研究を進めることが有効であり、必要不可欠です。
本センターでは、質量分析計を駆使した高深度プロテオーム解析を中心に、学内外の基礎研究者(構造生物学、超微形態学、イメージングなど)と、神経変性疾患、代謝性疾患、血液がんを専門とする臨床研究者が連携し、各階層の研究を有機的に結びつけます。これにより、細胞内分解を通じたプロテオスタシス(タンパク質恒常性維持)およびオルガネロスタシス(細胞小器官恒常性維持)に関して、「分子基盤」、「各種細胞・組織におけるダイナミクス」、そして「病態生理的意義」を明らかにすることを目指します。
同時に、世界をリードする研究者との共同研究を通じて広範な研究領域の趨勢に対応しつつ、本センター独自の研究手法や特色を取り入れることで、若手研究者の育成に努めます。これにより、細胞内分解研究に革新的で飛躍的な展開をもたらすことを目指します。

施設案内

順天堂大学10号館3階

施設案内

1 質量分析計

Orbitrap Exploris480 (Thermo Fisher Scientific)

Orbitrap Exploris480 (Thermo Fisher Scientific)

2 セルソーター

SH800s (Sony)

SH800s (Sony)

3 共同実験室

共同実験室